ISO審査員資格を取得された経緯をお教えください

越　石：企業在職中の異動で品質保証部へ配属、ISO9001事務局業務に携わるようになりました。従事するうちに、JRCA審査員の存在を知り2013年に資格取得しました。その後間もなくケムコ社長とお会いする機会があり、職業としての審査員を意識しはじめました。
当時はまだ在職中であり定年退職まで６年以上残っていたので、数年かけて転身計画を進め、早期定年選択制度と特別休職制度を活用しながら、JQAのISO審査員資格を取得しました。

この仕事のどこにやりがいを感じていますか？

越　石：受審企業から「新たに気付いた事がたくさんあり、今後の仕事に生かせそうです。ありがとう。」と言われた時です。

この仕事の現場で苦労されることはありますか？

越　石：相手側の緊張をどのように解して、ざっくばらんに本音を聞き出せるかに傾注します。様々なタイプの人がいるので、これが一番苦労します。
また報告書への記述の仕方では、どのような文章にすれば的確かつ平易に相手に伝わるかを常に配慮しなければならないところです。

この仕事では主にどのような業界を専門とされていますか？

越　石：自動車関連業界、電子部品・電機業界、樹脂・ゴム業界、印刷業界

ケムコの強みを教えてください

越　石：大所帯の企業ではないので、少数精鋭の良さでコミュニケーションの良さは抜群です。

普段の生活で大切にされていることは何ですか？

越　石：審査がない日は在宅なので、仕事のオン／オフの切替を徹底しています。
また、年1回の人間ドックや風邪等の日常の体調管理、コミュニケーションのきっかけになる時事情報の収集に努めています。

審査員を目指す方に一言

越　石：皆さんも業務の中で直接的／間接的にISOに関わっていると思いますが、「定期的に訪問してくる審査員は認証機関（JQAなど）の職員なの？結構高齢の方が多いけど・・」と感じたことはないでしょうか。
業種全体からみると非常にニッチな職種ですが、品質、環境、情報、安全衛生、食品など、ISO認証は多岐にわたり、今後も広がることは想像できます。
長年の業務経験から得た知識を長く活かせる「ISO審査員」の扉を叩いてみませんか。

ISO審査員資格を取得された経緯をお教えください

宇都宮：ユニ・チャーム時代に、ＱＭＡ、ＥＭＳと出会い、経営手法の一つとして使えると思い研究を始めたのがきっかけ。

この仕事のどこにやりがいを感じられますか？

宇都宮：連続して審査に行くと、企業様のマネジメントシステムは良くなり、成果が上がっていることに出会う。クレームが減少傾向にある、生産性指標が向上している、等々

この仕事の現場で苦労されることはありますか？

宇都宮：特にありません。会社員と似たような程度でしょう。

この仕事では主にどのような業界を専門とされていますか？

宇都宮：審査員になった初期には紙加工関係が多かったですが、現在は食品容器包装メーカー、食品製造メーカーが殆どです。

普段の生活で大切にされていることは何ですか？

宇都宮：体調管理に努めること、交通ルールを守ること（予定を守ることに通じます）

審査員を目指す方に一言

宇都宮：情報感度を磨くこと